東京・文京の重層長屋設計者に行政処分

 景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネット)の会員の方から以下のようなメールをいただきました。

「重層長屋(東京・文京)のその後をお知らせいたします。
 昨年9月17日付けで当初の設計者が行政処分(9ヶ月の業務停止)されました。
 無資格状態(更新せず)で業務を行っていたことも合わせ処分されました。
 国交省の報道発表 http://www.mlit.go.jp/common/001011932.pdfLink
 (No.5に該当の記載があります。)

 建築確認については、一度は建築審査会で執行停止決定、取消決定されましたが、その後多少の設計変更を経て続きの工事がなされ、再度建築審査会へ審査請求しましたがこちらの請求は認められず却下されました。

 しかし、決定書の中に明らかな事実誤認などがありましたので、国交省に対し再審査請求をし、現在はまだ審理中です。

 今、建物は完成検査を経て賃貸開始となり、ぼちぼち人が住み始めているようです。
 建物の名称は当初の「グランエッグス小石川」から「ブランコート文京竹早」に変更されました。」

— posted by 神原 at 10:58 pm   commentComment [3]  pingTrackBack [0]

この記事に対するコメント・トラックバック [3件]

Up1. 建築審査会で執行停止決定! Website — 2015/10/06@01:15:11

小石川でもう1件。
東京都建築審査会が建築確認処分の執行停止を認めた初めての事例です。

2. 27建審・請第3号 執行停止申立事件 — 2015/10/06@01:21:47

決定書はこちらにアップされているようです。
http://rokkakuzaka.edoblog.net/Entry/2010/Link

3. 竣工間近のマンションで建築確認の取り消し裁決 Website — 2015/11/21@12:59:34

近隣住民らの代理人弁護士は「問題の本質は、このような問題があっても,、事業者が近隣住民らの意見を真撃に聞く場が存在せず、強引に建築計画を進められるという日本の建築法制の不備による」と指摘しています。

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