【 やむにやまれぬ思いで、1年半ぶりに投稿します。 】
昨日(10月23日)は、第48回総選挙の翌日。
日本共産党にとっては、今回の総選挙の敗北から2019年の参議院選挙での前進など、新たな数年間の闘いへの再出発の日でした。
この日の日刊「しんぶん赤旗」1面下の「潮流」(全48行)に眼を疑いました。
故・四国五郎氏が絵を画いた絵本『おこりじぞう』から書き起こしていますが、終わりから7行目までの10行を皇后の文章の紹介に費やしています。
「20日に83歳になった皇后・美智子さんも(筆者注=ノーベル)平和賞にふれ、核兵器の非人道性に『ようやく世界の目が向けられたことには大きな意義があった』。日本の被爆者の心が闘いの連鎖をつくる『報復』にではなく、将来の平和の希求へと向けられてきたことに世界の目が注がれることを願う、と」
――これが該当部分の全文です。
日本共産党が「天皇条項を含む日本国憲法の全条項を遵守」することを綱領(政策)に掲げているからといって、なぜ天皇の伴侶であり象徴ではない皇后の文章を紹介・礼賛しなければならないのでしょうか?
私は非常な違和感を感じました。
「しんぶん赤旗」が紹介したのは、皇后が今年の誕生日に際し、宮内記者会の質問に生者や死者を総動員した点でも、4000字もあろうかと思われる長文という点でも、異例の回答を文書でしたものの一部です。
全文は
http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/14
にあります。
原武史さん(放送大学教授。政治学者)の今回の皇后の文章の批判を、東本高志さんが以下のFBの投稿で紹介しておられることも付記します。
https://www.facebook.com/takashi.higashimoto.1/posts/1179424522187973
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