「毎日新聞」本日付の以下のニュースに気付きました。
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「哲学の道:開発計画…樹木伐採巡り住民ら反対の声」
毎日新聞 2013年11月07日13時41分(最終更新 11月07日16時01分)
http://mainichi.jp/select/news/20131107k0000e040202000c.html?inb=ra
多くの観光客が散策を楽しむ京都市左京区の「哲学の道」沿いにある土地(約2200平方メートル)の開発計画をめぐり、地元住民から反対の声が上がっている。土地を買い取った不動産会社「京都建物」(京都府宇治市)が「敷地内の樹木をすべて伐採する」としているからだ。周辺2町内会は、「『哲学の道』の景観が損なわれ、防災上も悪影響がある」として、条例で開発許可権を持つ京都市に、保全を求める請願書を市議会に提出。7日に委員会審議された。
現地は哲学の道と法然院に挟まれ、スギやイロハモミジなど木々が生い茂る。大手食品メーカーの保養所だったが今年8月、京都建物に売却された。
請願書によると、解体業者が9月、地元住民に建物や樹木の撤去工事を通告。住民の要請で開かれた10月の説明会で京都建物は、「樹木はすべて伐採する」と説明した。現在は建物を解体している。
住民の京谷史郎さん(66)は「良いまちづくりにつながるなら反対しないが、計画がはっきりしないまま樹木だけ伐採するのはあまりにも乱暴。崖崩れなどの災害の危険性も増す」と危惧する。同じく住民のオーストラリア人写真家、山口カーラさん(45)は「外国人の間でも屈指の観光スポット。日本の良さを発信する意味でも、安易な開発で景観が失われるのは良くない」と表情を曇らせる。
敷地の4割近くが市風致地区条例で銀閣寺周辺の特別修景地域に指定され、既存の樹木の伐採には市の許可が必要。市風致保全課は「伐採そのものが禁止ではないが、すべて伐採するのなら周辺環境が大きく損なわれる。どの程度残せるのか協議し、許可を検討する」と話す。京都建物は「伐採しなければ土地の開発計画を立てられない。住民の声も聴いた上で、行政の指導に従って対応したい」としている。【花澤茂人】
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