福山バイパスと区画整理を考える会第16回総会で挨拶

 辻恒雄広島県議会議員、村井明美・土屋とものり・河村ひろこ福山市儀開議員と一緒に、福山バイパスと区画整理を考える会の第16回総会に参加しました。
私がおおむね次のようなご挨拶をしました。

 「『住宅密集地に公害道路はいらない』『山陽道に十分な余裕があり、国や自治体の財政は火の車。さらに今後人口もクルマも減り続けるのに、なぜ莫大な税金を注ぎ込んで高規格道路を作るのか』――こうした皆さんの正義・真実の声が政治に反映しないのはなぜでしょう?
 日本共産党は、政治が、国民が主人公という本来の姿ではなく、大金持ち・大企業が主人公、大手ゼネコン・大企業の儲け本位に捻じ曲げられているからだと考えます。
 大義の無い道路づくりを強行していることを始め、原発・オスプレイ・TPPなど、国民に背を向けた政治ばかりです。その中で、私は今日は特に道路の財源との関係でも、消費税増税反対の闘いをお訴えさせていただきます。

 8月10日に民主党野田政権が、公約を踏みにじり、自民党・公明党の協力にすがって、国民大多数の反対の声を押し切って、消費税増税法を強行成立させました。消費税は営業も生活も雇用も財政も壊してしまう、天下の悪税です。それは、税率が3%から5%に引き上げられた1997年の翌年から14年間、自殺者が毎年3万人を越えている一事でも明らかです。
 今後、再来年2014年の4月から8%へ税率を引き上げ、翌2015年秋には10%に引き上げる予定です。その上、その2年後からは毎年1%ずつ、9年がかりで19%に税率を引き上げることを財界は求めています。こんな悪政を許すことはできません。
 しかも、この夏に民・自・公3党が強行した消費税増税法は、付則第18条2項で、5%の増税分の13・5兆円を、社会保障に使うどころか、余裕が出た分は大型公共事業使うと定めています。民主党は『コンクリートから人へ』の公約を取り下げ、自民党は『国土強靭化』の名で10年間で200兆円、公明党も『防災・減災乳ニューディール推進基本法案』で10年間で100兆円の公共事業を打ち出しています。

 消費税増税法は強行成立されましたが、実施までには必ず衆議院・参議院両方の選挙があります。
 たたかいはこれからです。消費税増税中止・撤回の世論と運動を広げましょう。総選挙と参院選で、民主・公明・自民にきっぱりと審判を下し、日本共産党の躍進で消費税増税法を廃止する国会を作り、道路の財源など吹き飛ばしてやりましょう。

 日本共産党は、『消費税に頼らなくとも、社会保障の充実と財政危機を打開する別の道があります』の提言を掲げて、税金の集め方・使い方を語り合い、新しい日本への扉を開くため奮闘します。
 衆議院選挙の比例区は日本共産党、小選挙区は私、神原卓志に大きなご支援をお寄せください。心からお願い申し上げまして、ご挨拶とします。ともにがんばりましょう。」

 総会では鈴木辰夫さん(鞆の自然と環境を守る会代表・日本美術会会員)が「鞆港埋め立て架橋問題よもや話」を講演されました。

— posted by 神原 at 01:49 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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神原卓志(かんばらたくし)です。
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