昨日(21日)はホテルを8時に出発し、東北・北関東・関越・上信越道を乗り継ぎ、長野県上田市郊外の無言館と安曇野ちひろ美術館に立ち寄りました。
私は無言館も安曇野ちひろ美術館も12年ぶり、無言館は2度目、安曇野ちひろ美術館は3度目の訪問です。
無言館に納められているのは、思わず抱きしめたくなるような切ない絵の数々です。
安曇野ちひろ美術館は安曇野の山々を借景にした、広々した空間の中に佇んでいます。納められているのは、思わず撫でたくなるような絵の数々です。
大人の障害者の入場料は400円(大人の料金の半額)、付き添いの人は無料と、障害者に大変優しいのも、安曇野ちひろ美術館の特徴であるように感じました。
無言館にいられたのは小半時、安曇野ちひろ美樹館にいられたのは午後4時から閉館時間(午後5時)までのおよそ1時間だけでしたが、大変充実した時間でした。
スタッフがリンゴを買いたいと仰るので、安曇野ちひろ美術館から100mほどの村営の食事・温泉・宿泊施設「すずむし荘」を訪ねました。
温泉の方の入り口付近に、毎朝産直品を販売しておられるようにポスターが掲示されていますが、もちろん夕方には何も並んでいません。
ドアの中に入って支配人のような方に「中でもリンゴを販売してはおられませんよね?こんな時間では道の駅でももう売られていないと思うのですが、どこか販売しておられるところをご存知ではありませんか?」とお尋ねすると、すぐにリンゴ農家で直売所を経営しておられる方に電話してくださいました。
「もう家に帰っているだろうけど、店を開けてあげてくれないか?」とお願いしていただき、農家の方も快諾してくださいました。
電話のお相手は「すずむし荘」の前の道路を大町方面に3Kmほども走った浅野農園さん。急いで伺って、お目当てのリンゴをゲットできました。
(浅野農園さん。本当にありがとうございました。)
その後信州を発って、今朝(22日朝)無事に福山に帰り着きました。
改めて支援物資や義捐金・派遣募金を提供してくださいました、多くの仲間の皆さんに心からお礼申し上げます。
帰途陸前高田市内で、4階までの窓や扉が浪にさらわれて空洞になった5階建ての集合住宅が、周りのなにもかもが津波に押し流された中に一棟だけ残っているのを見ました。
「東北大震災を、復興できず苦しんでいる人たちを決して忘れてはならない」と心に刻みました。
今後とも、また一層のご協力を心からお願い申し上げます。
なお。今回私たちがスタッフとして参加した無料市をはじめ、被災地救援のさまざまな取り組みの様子が、ブログ「jcp宮古ボランティアセンターですッ!」
http://blogs.yahoo.co.jp/jcp_miyako_volunteer/folder/187177.html
で紹介されています。
ぜひアクセスしてみてください。
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