住宅関係のライター、中川寛子さんのブログ「この世に家がある限り」。
10月20日の項は「景観は誰のものか」。
http://blog.livedoor.jp/tokyojohodo/archives/8106216.html
言及しておられる、隣に壁ができた場合でも裁判で勝つことは困難な場合が多いのですが、そのご主張の確かさが、うれしいです。
本日(10月28日)の項は「空家、農地、世田谷区」。
http://blog.livedoor.jp/tokyojohodo/archives/8116647.html
世田谷区でも空き家は3万5千あるそうです。
人口も90万だから、少ないくらいかも知れませんが・・面白い内容です。
「中沢啓治さんの奥さんに署名とコメントを渡しました」
「中沢啓治さんの妻ミサヨさんに署名とコメントをお渡ししました」と題して、樋口徹さん(「生きろゲン!」ネット署名発起人)からChange.orgを通じて次のような報告が来ました。
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「生きろゲン!」ネット署名にご賛同いただいたみなさん。
キャンペーン発起人の樋口徹です。
10月5日に「はだしのゲン」閲覧制限事件とネット署名運動の顛末をご報告するため、亡くなられた中沢啓治さんの妻ミサヨさんのお宅を訪問しました。松江市に署名を届けに行った際にも駆けつけてくれた永田浩三さん(武蔵大学社会学部教授、ジャーナリスト)も一緒にうかがいました。
ミサヨさんから1時間半ほどお話をうかがうことができました。そのお話を聞いて、中沢さんはやっぱり唯一無二の偉大な漫画家であることを再確認、とても感激しました。私たちが持参した"21504名の署名”と"約4000名分のメッセージ集”にも、「これはうれしい!いい記念になります」と喜んでいただきました。
以下、永田さんの報告から引用します。「玄関の隣は中沢さんの仕事場。膨大な資料とまんがを描く机がある。まさに創作がうまれる現場を見せていただけた。あまりにもったいない体験だった。
ミサヨさんは、中沢さんの『はだしのゲン』にかける命がけの思いを聞かせて下さる。中沢さんは少年ジャンプの連載中、戦争の残虐さや戦争を生んだ背景を子どもたちにどう伝えるか、七転八倒した。ミサヨさんは、苦しむ姿を見て、やめてほしいと思ったこともあった。しかし、ゲンは中沢さんの分身。世の中に背中を押されるように、10巻を完結させた。」
この訪問で署名して下さった皆さんに私がした「約束」をようやく果たすことができました。
あれから2ヶ月、松江市のほとんどの小中学校の図書室に「はだしのゲン」は戻ってきたようです。(10/17付朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201310170012.html )
しかし各地(大阪、神奈川、沖縄など)で歴史教科書の採択に国や行政が口を出したり、「はだしのゲン英訳者の講演会中止」事件(杉並区)、学校・児童館からゲンを撤去せよとの陳情(練馬区)があるなど、まだまだ予断を許しません。何より、いま政府が制定しようとしている「秘密保護法」が通ってしまえば、もっと大変な事態になってしまう。戦争につながるあらゆる動きを察知し、ひとつひとつつぶしていくことが必要だと、あらためて痛感しています。
最後に、中沢ミサヨさんから届いたお手紙の一部を紹介して、私の報告を終えます。
「…少し時間がかかりましたが頂いたコメントを全部読ませていただきました。どの内容も主人の意中を汲み取って下さり大変嬉しく思いました。皆様のお陰で早く解決し閲覧できるようになった事に安堵しております。
ご存知のように『はだしのゲン』は中沢啓治が心血を注いで書いた作品であり、『ゲン』は分身でもあります。『生きろゲン』は闘病中に『俺も長く生きられないからゲンに託すぞ』と話をしていた時の言葉です。
これからはゲンがどんなことにも屈せず世界の子供達に戦争や原爆の悲惨さを訴え続けていけたらと思っています。さらに強く生きる事を伝えるためにも読み継がれることを願っています。」
樋口 徹。
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「生きろゲン!」ネット署名にご賛同いただいたみなさん。
キャンペーン発起人の樋口徹です。
10月5日に「はだしのゲン」閲覧制限事件とネット署名運動の顛末をご報告するため、亡くなられた中沢啓治さんの妻ミサヨさんのお宅を訪問しました。松江市に署名を届けに行った際にも駆けつけてくれた永田浩三さん(武蔵大学社会学部教授、ジャーナリスト)も一緒にうかがいました。
ミサヨさんから1時間半ほどお話をうかがうことができました。そのお話を聞いて、中沢さんはやっぱり唯一無二の偉大な漫画家であることを再確認、とても感激しました。私たちが持参した"21504名の署名”と"約4000名分のメッセージ集”にも、「これはうれしい!いい記念になります」と喜んでいただきました。
以下、永田さんの報告から引用します。「玄関の隣は中沢さんの仕事場。膨大な資料とまんがを描く机がある。まさに創作がうまれる現場を見せていただけた。あまりにもったいない体験だった。
ミサヨさんは、中沢さんの『はだしのゲン』にかける命がけの思いを聞かせて下さる。中沢さんは少年ジャンプの連載中、戦争の残虐さや戦争を生んだ背景を子どもたちにどう伝えるか、七転八倒した。ミサヨさんは、苦しむ姿を見て、やめてほしいと思ったこともあった。しかし、ゲンは中沢さんの分身。世の中に背中を押されるように、10巻を完結させた。」
この訪問で署名して下さった皆さんに私がした「約束」をようやく果たすことができました。
あれから2ヶ月、松江市のほとんどの小中学校の図書室に「はだしのゲン」は戻ってきたようです。(10/17付朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201310170012.html )
しかし各地(大阪、神奈川、沖縄など)で歴史教科書の採択に国や行政が口を出したり、「はだしのゲン英訳者の講演会中止」事件(杉並区)、学校・児童館からゲンを撤去せよとの陳情(練馬区)があるなど、まだまだ予断を許しません。何より、いま政府が制定しようとしている「秘密保護法」が通ってしまえば、もっと大変な事態になってしまう。戦争につながるあらゆる動きを察知し、ひとつひとつつぶしていくことが必要だと、あらためて痛感しています。
最後に、中沢ミサヨさんから届いたお手紙の一部を紹介して、私の報告を終えます。
「…少し時間がかかりましたが頂いたコメントを全部読ませていただきました。どの内容も主人の意中を汲み取って下さり大変嬉しく思いました。皆様のお陰で早く解決し閲覧できるようになった事に安堵しております。
ご存知のように『はだしのゲン』は中沢啓治が心血を注いで書いた作品であり、『ゲン』は分身でもあります。『生きろゲン』は闘病中に『俺も長く生きられないからゲンに託すぞ』と話をしていた時の言葉です。
これからはゲンがどんなことにも屈せず世界の子供達に戦争や原爆の悲惨さを訴え続けていけたらと思っています。さらに強く生きる事を伝えるためにも読み継がれることを願っています。」
樋口 徹。
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— posted by 神原 at 06:32 pm Comment [0] TrackBack [0]
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