このエントリーは、大変長文になりました。
ご容赦ください。
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鳥取県の岩美町議会が、国政批判は不許可として町議会議員の質問を封殺しているとの記事は衝撃でした。
(「しんぶん赤旗」2014年7月9日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-09/2014070915_03_1.html )
それは
「町議選(13日投票)真っ最中の鳥取県岩美町で、町議会が町議の国政批判の一般質問を封殺する取り決めをしていたことが、重大な問題として浮かび上がってきました。
同町議会は、昨年11月21日に全員協議会を開き、町議会会議規則第61条「議員は、岩美町の一般事務について、議長の許可を得て、質問することができる」の「一般事務」について、国の政策の可否にあたるものは一般質問の対象にしないことを、日本共産党の田中克美議員ら3人の反対を押し切り、多数決で決めてしまいました。
同町議会事務局によると「国の政策の可否」にあたる質問事例として、「TPP(環太平洋連携協定)や国防に関して町長に賛否を問うもの」が挙げられていました。
田中議員が、6月定例会の一般質問で「TPP撤退を求める町民集会」を提案しようとしたところ、議会運営委員会と津村忠彦議長が田中議員の意見を聞いたうえで、全協の取り決めに基づいて「不許可」としました。
田中議員は、国政に関する質問は地方議員の権限として認められていると主張し、「(取り決めは)国政批判はするなということ。他に聞いたことがない暴挙だ。平和やくらしの問題など国政に働きかけないと解決できない」と告発しています」
というものでした。
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それから2週間。
今度は地方議会の不規則発言を批判した議員のブログやツイートを議長が「検閲」しようとしているというネット上の記事に接しました。
「『穴あきコンドーム』発言で議会が明後日の方向に動き出す!
ブログで発言を取り上げた市議を「議会軽視」と問題視・・・!?」
http://matome.naver.jp/odai/2140619752208504601
という記事です。
「愛知県新城市の長田共永市議(49)=無所属=が少子化対策として『穴の開いたコンドームを配っては』と市議会で発言した問題で、新城市議会は二十三日、全員協議会を開催。浅尾洋平市議(37)=共産=がブログで長田市の発言を取り上げたことを『議会軽視だ』と問題視し、今後、議員の情報発信を制限するルールを作ると決めた。
山崎祐一市議(62=無所属=が浅尾氏に対し、『公職の立場にありながら、議会で問題提起をする前に、自らの主観を表に出すのはいかがか』『個人名を挙げるなら相手に通告するなど配慮すべきだ』と発言。
ブログやツイッターで発信する際のルールを何らかの形で設けることを、長田氏を除く十七人の市議の間で賛成多数で申し合わせた」
というのです。
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浅尾洋平・日本共産党愛知県新城市議会議員(36歳)
非常に気になりましたので、浅尾洋平・日本共産党新城市議会議員のご主張などをネットで検索してみました。は、
まず、浅尾洋平市議は
Blog:「浅尾洋平の日々こつこつと。」
http://asao.dosugoi.net/
Twitter:@asahei634
FB
で情報発信しておられます。
26日から29日の間に連続投稿されたツイートは以下の通りです。(改行は神原)
(7月26日分)
僕は『議長の命令による長田発言と竹下企画部長の答弁の議事録と動画の削除は許されない」と主張してきました。しかし議長と議会の理解を得る事は出来ませんでした。
しかし穂積市長は『(議長が削除したと報じた)新聞記事の通り』と言い、議運のある議員は「議事録削除は、まだだ」と主張。議会は大混乱に陥っています。
この原因は、夏目議長が、地方自治法にのっとった運営をしていないからだと思います。同時に議会事務局が、地方自治法と議会条例にそった運営を議長にうながしていないから、ではないでしょうか。
「新城市議会基本条例」第65条は「発言の取消し又は訂正」を定めています。これは「その会期中に限り」という縛りがあり、議会が終わった今、長田発言と竹下答弁を削除できません。一方、第80条の「会議録に掲載しない事項」には「議長が取消しを命じた発言」と書かれています。
しかし、この条例の前提は、やはり会期中です。条例が基本とする地方自治法第129条は「規律」=「議場の秩序維持」と見出しを立てて「議会の会議中この法律又は会議規則に違反しその他議場の秩序を乱す議員がある時」と書かれています。
さらに地方自治法第129条は、議長は「これを制止し、又は発言を取り消させ、その命令に従わない時は、その日の会議が終わるまで発言を禁止し、又は議場の外に退去させることができる。」と具体的に定めています。夏目議長は、当時これを行いませんでした。
なぜ、これほど「議事録」が大切なのか。実は、僕が議員になった時、長田議員に薦められ購入した『議員必携』(編集・全国町村議会議長会)には、次のように書かれています。
「議事録とは、議会における会議の内容の一切を正式に記録したものであって、議会の会議の審議経過や結果を知るのに非常に重要なものである」「後日いろいろな争いが起きた場合に、これが唯一の証拠になる公文書」だから。地方自治法の第一編第一章の「議会事務局」規定の原則です。
昨日、市内の公務員の方から連絡が。その方は「新城市議会と議長、事務局は、法律・条例違反をしている。大変な過ちだ。すぐにたださなければ、新城市は自治体として認められなくなる」。この指摘は、この間の僕の主張を裏付けるものです。
昨日、僕たち議員に知らせる事なく開かれた議会運営委員会(議長不在のまま)で何が話し合われたのか。その後、僕は、議会事務局から呼び出しの電話を受けました。「議長から渡すものがある」というのです。
今日は土曜日。僕は、別の仕事もあり、議長との面会は28日の月曜日午前10時半に延期していただきました。しかし「どのような内容ですか?」と質問しても議会事務局は一切教えてくれません。ぜひ、市民のみなさん、28日午前10時半に市役所にお集まり下さい。
(7月28日分)
議長の「文書」は、僕の謝罪を求め、さらにブログ記事の事前確認を要求していました。僕は、到底納得出来ませんので「弁護士に相談の上、法廷闘争も含めて検討します」と答えました。
僕たち議員の自由なインターネット活用を、制限する動きを止めるためにも、絶対に負けられません。今日、市役所にたくさんの市民の方々が集まってくれていました。涙が出るほど嬉しかったです。ありがとうございました。
(7月29日分)
今日のテレビ番組。「名古屋テレビ・メ~テレ 午後4:49~ UP!」の午後6:15~「新城市議会、議員ブログなど規制へ “書くな”の理由は?」。ぜひ、ご覧ください。愛知県では、6チャンネルです。 pic.twitter.com/oZgqt99u96
(7月29日分続き)
今日の夕方に放映された「UP!」見て、夏目議長以下、ブログ規制に賛成した多数の新城市議は本気で暴挙へ突き進むと感じました。
明日。30日午後2:00~開会の議会運営委員会が、最初の山場なので、市民のみなさん、お誘い合わせて傍聴していただき抗議の声を広げて下さい。
議会がネット規制を行うという信じがたい暴挙は日本のみならず世界の怒りに火をつけるでしょう。みなさん、全国津々浦々から抗議の声を新城市議会に集中して下さい!
夏目議長がテレビで発言した、ブログ規制の根拠(?)は、なんと市議のモラルでした。長田発言を放置し続けた責任を棚にあげた発言に怒りの感想が寄せられています。
さらに夏目議長は「出していいモノと悪いモノは、ある程度内部で調整しないと」とも主張しました。僕たち議員は、税金で活動している以上、議会はガラス張りでなければなりません。市民に隠すべき事があってはなりません。なんという時代錯誤でしょう!これは一自治体の笑い事ではありません。
息の長いたたかいになりますが、みなさん、新城市議会が強行しようとしている暴挙をまわりの方々に知らせていただき、抗議の声を新城市議会に集中して下さい。
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その後、門原武志・日本共産党愛知県東郷町議会議員@kadoharaのツイートに接しました。
「新城市議会の議長が浅尾議員のブログを検閲させろと要求してるので、不当な干渉はやめてくださいとメールを送った。メアドは次のURLの一番下にあります。- 新城市
http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,14090,122,587,html 」
門原議員のツイートに触発されて、私も新城市議会議長と事務局gikai@city.shinshiro.lg.jpに
「議長と議会事務局の憲法と地方自治法と新城市議会条例に基づく活動を要請する」
と題したメールを送って抗議しました。
その後、門原議員にツイートで
≪いじめに等しい暴挙です。私も先ほどgikai@city.shinshiro.lg.jp宛に
「新城市議会の夏目議長に対し、憲法と地方自治法・新城市議会条例に基づく活動を要請します。
とりわけ、日本国憲法第二一条の『検閲は、これをしてはならない』の通り、『ブログの事前確認』などという検閲は許されません。
新城市議会事務局は、地方自治法と議会条例にそった運営を議長に促すことを要請する。」
とメールしました。
地方自治破壊の攻撃を許してはなりませんね。
がんばりましょう!≫
その後、三宅雪子・生活の党前衆議院議員@miyake_yukiko35の、26日の以下のツイートに接しました。
「浅尾市議について書くと、共産党に行くのかという検討違いもはなはだしいことを言われるので不愉快だが、正直言うと、浅尾市議がどこの党だかなど気にしていなかった。繰り返すが、この件(失言・不祥事隠し)が全国に波及しないように、ブログ(SNS)規制策定の撤回までしつこく言っていくつもり。」
更に東京スポーツ新聞社のネット記事「『穴コンドーム発言』の次は『言論封殺』 新城市議会が犯した恥の上塗り」
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/293854/
に接しました。
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「三宅雪子前議員の言や良し(美し?)」です。
先の浅尾議員の訴え=「みなさん、新城市議会が強行しようとしている暴挙をまわりの方々に知らせていただき、抗議の声を新城市議会に集中して下さい」に応えましょう!
地方自治破壊を許さないために!
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