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法務省の法制審議会では、郵政不正事件で村木厚子さんを「犯人」とするために、検察官が証拠の改ざんを行った不祥事をきっかけとして、「自白に過度に依存した捜査・公判の在り方の見直しや取り調べの録音・録画制度の導入を検討する」として、審議が行われてきました。
ところが、結論は「録音・録画の実施は取調官の意思に任せる」とされ、更には「司法取引の導入」や「捜査官による電話などの盗聴」など、捜査官の権限を拡大させるだけの結果になる可能性が高まっています。
私は冤罪の被害者としてこの結論に反対です。
http://chn.ge/183iENG
警察官は、その職業上、逮捕した人を正しく判断できないのです。常に犯罪者を相手にすることで生まれてしまう職業上の「悪意」は、強引な「自白強要」になり、「嘘の自白」となって冤罪を生み出します。
ですから、この冤罪を防ぐには取り調べの全過程を録音・録画して可視化する以外にありません。
私は、正しく社会正義を行おうとして警察官になった人たちも、強引な調べをしたいと思っていないと考えます。
「徹底して自白させろ」と教育される取調官の人権を守るためにも、 可視化は必要不可欠だと考えます。
検察官の証拠独占も冤罪の原因です。
私が冤罪に問われた布川事件はじめ、多くの冤罪裁判で、検察官は無実の証拠を隠し続けています。
なぜ税金で集めた証拠が検察官の独占物なのか。
私には納得できません。
私が29年も刑務所に入れられ、再審で無罪判決を得るまで44年も掛かったのは、検察官の証拠隠しが原因です。
冤罪を無くすために、皆さんの賛同をお願いします。
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布川事件冤罪被害者 桜井昌司
《 関連サイト 》
◎ ざ・布川事件 http://www.fureai.or.jp/~takuo/fukawajiken/
◎ Fukawa Incident (Japan Innocence and death penalty Research Center)
http://www.jiadep.org/Fukawa.html
◎ 再審えん罪事件全国連絡会 http://enzai.9ch.cx/
◎ なくせ冤罪市民評議会(SNOW) http://www.snow.jca.apc.org
◎ 国連拷問禁止委員会、日本政府報告に総括所見(日本弁護士連合会会長声明)
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2013/130604.htm
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