私たちは建物がその場所だけの問題ではなく、その地域にも大きな影響を及ぼすことをだれよりも感じています。
この新国立競技場の場合も事情は同じではないでしょうか。
加えて、コンペで世界的に有名な建築家の作品が選ばれましたが
1、8万人収用の施設の必要性が疑問であるのに、建設費・維持費の負担が大きすぎる
2、建築としてこの場所や目的に適合しているのか
3、地域が育ててきた景観が破壊されるのではないか
4、風致地域として15mの高さ制限が大正時代から続いてきたのに、それを今75mに変更する事の妥当性
5、コンペの条件への疑問
など、いろいろな問題が指摘されています。
当日はユーストリームの中継もあるそうです。
大勢の皆さんに、このシンポジウムにご注目いただきたいと思います。」
====================================
【 詳細は以下のサイトでご確認ください。 】
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20130912/632051/?rt=nocnt
「『濃密な歴史を持つ風致地区になぜこのような巨大な施設をつくらなければならないのか』──。
建築家の槇文彦氏が日本建築家協会(JIA)の会報「JIA MAGAZINE 295号(8月号)」に寄稿した文章が話題を呼んでいる。
国立競技場に隣接する東京体育館の設計者である槇氏が新国立競技場の国際コンペに参加しなかった理由や、施設のプログラムに対する疑問を記した1万字を超える文章だ。
槇氏の問題提起を受け、建築家の有志で構成する新国立競技場を考えるシンポジウム実行委員会は、10月11日に東京都渋谷区の建築家会館本館ホールでシンポジウム『新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える』を開催する。
名 称: シンポジウム『新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える』
パネリスト: 槇文彦、陣内秀信、宮台真司、古市徹雄(進行)
日 時: 2013年10月11日(金) 18:00~20:00
場 所: 日本青年館中ホール (東京都新宿区霞ケ丘7-1)
会 費: 一般1000円、学生500円
定 員: 先着350人 (定員を超えた場合は別室にてモニター上映の予定)
ネット中継: 当日、下記のURLにて中継の予定
http://www.ustream.tv/channel/jia-kksk
====================================
【 別の会員の方から、シンポジウムの契機になった槇文彦さんの論文のご案内がありました 】
シンポジウムのきっかけ・問題提起になった槇文彦さんの
「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」
という論文は、JIAマガジン本年9月号(第295号)
http://www.jia.or.jp/resources/bulletins/000/034/0000034/file/bE2fOwgf.pdf
の10ページ以下に掲載されています。
Comments