昨日(10日)が広島県知事選挙の投・開票日でした。
期日前投票は8%弱もあったようですが、投票率は前回比-1.84%の31.97%。実に3人に2人が棄権というものです。
湯崎知事は自公民相乗りでありながら、選挙公報ではそれを隠し通しました。
オール与党で湯崎県政を支える、日本共産党以外の諸党の責任は重大です。
また、マスコミも「寄らば大樹の陰」とばかりに、この4年間知事や知事の政策に批判的な姿勢は一切採らず、ヨイショ!記事に終始しました。
マスコミには、総じて報道を通じて民主主義の実現に寄与する姿勢は皆無に等しいものでした。
それでも11%強の投票者が大西オサム候補を支持し、湯崎県政への反対を表明したことは重要です。
「清潔であたたかい県政をつくる会」と私たちは、いっそう県政への監視と分析を強め、事実に基づく対話で県民の多数と深く結びつく努力を強め、今回棄権した人をも支持に変えるような運動で県政の革新を目指しましょう。
以下は、大西オサム候補が県知事選を終えて発表した談話です。
http://kakushinhiroshima.hatenablog.com/
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広島県知事選挙を終えて 2011年11月10日 大西オサム
11月10日に行われた広島県知事選挙では多くのみなさんから、ご支援とご期待を受けました。有権者のみなさん、候補者活動を支えてくださったスタッフのみなさんに心からお礼申し上げます。また、力及ばず申し訳ありませんでした。
1.「年金が少なく、生活が苦しい。この上さらに消費税が上がるととても生活できない」「印刷会社経営がたいへんで深夜に宅配便仕分けのアルバイトをしている」「高齢化。とても農業が続けられない」「人生の半分以上介護をしている」「友人が通う大学の学費が高く、夜にスナックでアルバイト」――選挙戦の中で直接お寄せいただいた声はどれも極めて切実なものでした。
広島高速5号線二葉山トンネル計画と福山の大型道路計画などの公共事業計画中止、海田JR立体交差計画の住民との合意促進など、住民から多数の期待の声が寄せられました。
さらに今回は16年ぶりに革新共同の選挙として、労働組合・市民団体・政党では日本共産党が参加する「清潔であたたかい民主県政をつくる会」が、各団体の要求を掲げてたたかったことは今後の県政革新にとって歴史的な一歩となりました。
2.選挙戦で私は「広島県政の3つの転換」(①一部成長企業応援の県政から県民の願い届く県政へ転換。②国の悪政応援の県政から県民のくらし守る防波堤となる県政へ転換。③原発容認の県政から核兵器廃絶・原発ノーの県政への転換)を訴えました。直接訴えを聞いてくださった方、対話した方からは「なるほどそういうことだったのか」と共感の広がりを実感しました。
「3つの転換」は県民の切実な要求と現県政運営の矛盾を表現したものです。今後、住民運動との関係でも、消費税増税やTPP・社会保障改悪など国の悪政との関係でも、この矛盾のさらなる激化は避けられないでしょう。
3.私自身の候補者活動はこれで終えますが、今後は「会」構成団体の一人として、共同の流れを広げることに力を尽くしたいと考えています。
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※上記は選挙結果が出た直後に行った会見で私が述べたものです。「清潔であたたかい民主県政をつくる会」からの公式な見解はこれとは別に発表されます。
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