Change.orgで標題の署名に取り組まんでおられる、署名キャンペーン発起人の綿引静香さんから、以下のようなご報告と提案が届きました。
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10月16日に、都庁スポーツ振興局・大会準備部の澤崎さんに「25年もかけて育てた葛西臨海公園の自然を、5日間のオリンピックカヌー競技のために壊さないで!」の署名15772名分を提出してまいりました。
今回のキャンペーンのきっかけとなったブログを書いた、動物ジャーナリストの佐藤栄記さんも同行されました。
当日は台風の影響もありましたが、提出と会見の様子は多数メディアに報道されました。
TOKYO MXが16日の夜のニュースで流した動画がhttp://bit.ly/H9ORYF です。
ぜひご覧くださいまして、FacebookやTwitterなどでシェアしていただければ幸いです。
他にも、毎日・東京・日経などでも取り上げてもらえました。
多くの方に、この問題について知ってもらうきっかけが作れたのではないかと思います。
その一方で、当日は都庁とは30分ほどお話しをさせていただく時間が設けられましたが、具体的な回答は何一つもらえず平行線のまま終わりました。
都の回答を簡単にまとめますと、
(1) 環境にできるだけ影響のないよう配慮しながらも葛西臨海公園に建設する方針は維持、具体的な代替地の検討はしていない
(2) 公園利用者への周知は建設プランが決まるまで積極的に行うつもりはない
(3) オリンピック後、カヌー施設の利用者の数などは推測できていない
でした。
※ 詳細はChange.orgキャンペーンページの「進捗状況」に公開しました。
ぜひそちらをご覧ください。(※1)
公園利用者の声を早い段階で聞き入れようとせず、全てが決まって、時間が無くなってしまったところで初めて告知を行う。
葛西臨海公園を実際に利用している人が知らされないうちに、都の計画が進められていることがはっきりと伝わって来ました。
今後のアクションとしては、
①このまま署名活動は続けていく(※2)
②キャンペーンの英語版も立ち上げ、国際問題にしてIOCにも届ける
③その他、公園利用者に周知してもらえるようなアクションも考えていくつもりです。
東京都へのアクションはまだ始まったばかりです。
さらなるご支援・ご協力のほどよろしくお願いします!
綿引静香
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(※1・2) このキャンペーンへの賛同署名は、以下のリンクから入って署名してください。
http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/25%E5%B9%B4%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%A6%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%81%9F%E8%91%9B%E8%A5%BF%E8%87%A8%E6%B5%B7%E5%85%AC%E5%9C%92%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92-5%E6%97%A5%E9%96%93%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%83%BC%E7%AB%B6%E6%8A%80%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7
「25年もかけて育てた葛西臨海公園の自然を、5日間のオリンピックカヌー競技のために壊さないで!」賛同署名、都庁提出のご報告など
2013/10/21
— posted by 神原 at 08:52 pm Comment [0] TrackBack [0]
天野祐吉さん死去
今月9日付け「『別品』の国へ」でご紹介した、コラムニストのさんが急逝されました。
このコラムが亡くなる直前のものになってしまいました。
天野さんがコラム「CM天気図」を連載していた、「朝日新聞」の昨日(21日)の紙面に
「『無駄な公共事業』と批判を浴び事実上凍結されていた、全国6海峡をトンネルや橋で結ぶ構想『海峡横断プロジェクト』の復活をめざす動きが始まった。
うち一つの『関門海峡道路』(北九州市―山口県下関市)では、福岡県が事業化に向けた調査を6年ぶりに再開する方針を固めたことが21日、関係者への取材でわかった。
目的には『防災』などを掲げるが、識者からは必要性を疑問視する声もある」
という記事がありました。
身近なトンネルや橋の補修さえできないで、何を言うのでしょう。
借金返済期間を延ばして採算計画を建てても、人口減で需要も税収も減ることが分かっています。
土木建設業界の圧力に負けてしまうとは、国政を担う気概がありません。
兆円単位で20年を超える建設プロジェクトによる、長期の安定な利益源が欲しいだけの企業論理に引き摺られてはならないと思います。
このコラムが亡くなる直前のものになってしまいました。
天野さんがコラム「CM天気図」を連載していた、「朝日新聞」の昨日(21日)の紙面に
「『無駄な公共事業』と批判を浴び事実上凍結されていた、全国6海峡をトンネルや橋で結ぶ構想『海峡横断プロジェクト』の復活をめざす動きが始まった。
うち一つの『関門海峡道路』(北九州市―山口県下関市)では、福岡県が事業化に向けた調査を6年ぶりに再開する方針を固めたことが21日、関係者への取材でわかった。
目的には『防災』などを掲げるが、識者からは必要性を疑問視する声もある」
という記事がありました。
身近なトンネルや橋の補修さえできないで、何を言うのでしょう。
借金返済期間を延ばして採算計画を建てても、人口減で需要も税収も減ることが分かっています。
土木建設業界の圧力に負けてしまうとは、国政を担う気概がありません。
兆円単位で20年を超える建設プロジェクトによる、長期の安定な利益源が欲しいだけの企業論理に引き摺られてはならないと思います。
— posted by 神原 at 06:12 pm Comment [0] TrackBack [0]
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