住民に開かれた地方議会への運動

 昨日付けでご紹介した福岡・住環境を守る会は、昨年12月に「開かれた議会」への発展を求める請願署名を福岡市議会に提出されました。
 これは7年間の住環境と景観を守る運動を通じて、地方議会が「住民に開かれた」ものになることが必要と認識されたからです。

 同会の石井吉弘事務局長から、以下のようなレポートが寄せられました。
「請願署名の提出から8か月が経過し、待ちに待った審議が8月2日に迫りました。

 この間、いつでも委員会への入室、傍聴席の5席増加、資料の持ち帰り自由、本会議でも資料の配布、本会議の放映等などの改善が行われました。
 しかし、肝仁の採決の公開、議事録の速やかな作成・公開、採決の議員別結果公表などは改善されていません。
 これは有権者への冒涜です。

 恥ずべき「見えない議会全国政令市中№1」から、「見える議会№1」に向けて追撃するために、市議会の審議を傍聴し、冒頭発言を行います。」

 冒頭発言の文案をご紹介します。


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同志社大学のバイク通学禁止の撤回を求めるネット署名

 参院選中に、「同志社大学今出川キャンパスへのバイク通学禁止」の撤回を求めるネット署名 http://chn.ge/1arsVRSLink  について、以下のようなご案内がありました。

 私は1975年に高知大学に進みましたが、その秋文学科の先輩たちが、大学図書館のコピー料金の引き下げを要求する署名運動を始めたことに、非常な感銘を受けたものです。当時はたしかB4判1枚のコピーが50円だったのですが、署名運動を通じて大幅に引き下げられたと記憶しています。

 同志社大学のネット署名運動も、学生の皆さんの純粋な希望から始められたものだと思います。
 成功するといいなあ。

 ご紹介が遅れましたことを、お許しください。

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 2013年1月、同志社大学は「来年度(2013年度)からの文系学部の今出川キャンパス移転」に伴い「今出川キャンパスで学ぶ学生の数が7000人増加し2万人超となる」ことを理由とし、駐輪スペース確保の観点から、1年の周知期間経過後の2014年4月から今出川キャンパスへのバイク通学を禁止すると発表しました。(https://www.doshisha.ac.jp/news/2013/0326/news-detail-706.htmlLink

 大多数の学生が知らない間に行われた、秘密裏の説明会の場でも反対意見が噴出しましたが、結局それらに答えることなく「バイク通学禁止は既定事項だ」として一切交渉の姿勢は見せませんでした。

 学生数が増加したことは事実ですが、「学生が増えて場所がない」と言いながら
・「地域住民のため」という大義名分のもとで、京都府警にキャンパス敷地を貸与
・大河ドラマ「八重の桜」放送に伴い、大学内を観光スポットとして整備し、レンガ敷きの「パーパスロード」敷設
・八重の桜にちなんだ「容保桜」の植樹(http://www.unn-news.com/doshisha/article/201303314436Link
などを行っており、そのために既存の学生用自転車駐輪場が廃止されています。

 つまり、「地域住民」や観光スポット化のために敷地が使われ、そのために学生のバイクや自転車の駐輪場が縮小され、バイク通学禁止という決定がなされたのです。
 「地域住民」のための土地や、観光スポットにする場所や桜を植える場所(桜の周りには広大な芝生を併設)はあるのに、学生がバイクを置く場所はないというのはあまりにもふざけています。

 そもそも、学生が増えるのは大学側が決定したキャンパス移転計画によるもので、その責任は大学にあります。
 しかし、それによって生じたデメリットを学生に押し付けることが許されてよいのでしょうか?

 バイクは単なる趣味の乗り物ではありません。
 バイクは数ある乗り物の中でも圧倒的に高い経済性を誇っており、多くの学生の足として活躍しています。
 低燃費で低ランニングコストなバイクは、学生にとってなくてはならない存在です。
 サークル・部活動のためにキャンパス間を移動する学生(キャンパス間のバスが運行されていますが、毎便長蛇の列でとても全学生が利用できる代物ではありません)や、交通過疎地に住む学生にとってバイク通学禁止は死活問題です。
 私にも「私は滋賀の山奥に住んでいて、バイクがなければ通学不能になります」という声が届いています。
 バイク通学の禁止によって、通学ができず勉学の機会を奪われる学生が確実に存在するのです。
 今の大学の態度は、学生の勉学よりも桜や大河ドラマや「地域住民」が大事と言っているに等しいものであり、この様な現実を許してはならないと考えます。

 学生の生活を犠牲にしたキャンパス移転など、だれも望んでいません。
 そもそも「バイクをとめる場所」が無いわけではないのです。1986年に京田辺キャンパスができる前は、今出川校地で全学生が学んでいました。当然現在の今出川キャンパスよりも学生数は多かったのですが、自転車通学やバイク通学は禁止ではありませんでした。
 桜を植えたり観光スポットにする土地を、学生のために使ってほしい。学生の勉学の機会を守るためにも、学生の生活の足を奪わないでほしい。校祖新島襄先生は「諸君よ、人一人は大切なり」と仰いました。
 キャンパスという形あるものよりも、学生生活を、学生の勉学の機会を守ってほしいと思います。
 そのためにバイク通学禁止の撤回を求めます。

http://chn.ge/1arsVRSLink

参考
バイク通学についての説明会
京田辺:http://www.youtube.com/watch?v=OX-7RnphTbgLink (2013 1/25)
今出川:http://www.youtube.com/watch?v=VsR96EtYPIULink (2013 1/28)

— posted by 神原 at 01:37 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

福岡・住環境を守る会のアピールにご賛同ください

 福岡・住環境を守る会(※)が、数箇所で進められているマンション計画に反対し、住環境や景観を守るためにアピールに賛同してくださる方を募集しています。
 ご紹介します。

 (※) 景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネット)の加盟組織で、幸田雅弘代表。
     福岡市中央区六本松3-11-41 六本松法律事務所内
     TEL:092-738-5256、 FAX=092-738-5224
     http://www.fukuzyu.net/Link  mailto:fukuzyu@eco.ocn.ne.jp

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 また、同会の石井吉弘さんから、以下のようなレポートが届きました。


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生の松原の眺望
 「いま福岡では、7年前の会結成時を上回る11件の紛争が同時発生しており、私などは老化と暑さで頭がボーッとし、施主・施工者・現地の特徴が頭の中で混乱するくらいです。

 業者が話し合いを拒否すれば、のぼり・横断幕・チラシ・HPなどで業者の無法に抗議する「あきらめない」紛争が従来以上に増えており、4件にも上ります。

 愛宕では、市が開発許可を出した擁壁工事が争点になり、市が業者に対して事実上許可撤回の行政指導を行い、擁壁工事が進まなくなりました。
 これは、前代未聞の成果です。

 生の松原では、マンションではありませんが、眺望の良い傾斜地の高さ11㎜もの民家に対し、眺望と擁壁の安全性に関する訴訟を準備中です。
 国立や舞鶴に続いて声を上げるわけですが、若手弁護士3名が知恵を絞っています。

 他にも
・日影問題で2名の弁護士が訴訟を準備している所
・過去に生き埋め事件も発生した、がけ崩れ多発地帯でのマンション計画の急な説明会に、会場に入りきれない人も出るほどの、74名もの住民が集まり、「説明会など開かない」と強弁していたマンション業者たちの顔色が青くなったほどです。

 本当に熱い、暑い夏です。
 業者や行政との闘いの前に、自分の体と折り合いをつけながらやっています。

 7月13日の定例会終了後、焼き鳥屋で「晩酌セット1000円」生ビールで暑気払いの予定です。(^^)」





— posted by 神原 at 07:56 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

過労死防止基本法を求める署名運動

 "ストップ!過労死"=過労死防止基本法制定実行委員会から、以下のご案内がありました。

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 過労死・過労自殺は、あなたの大切な人の命を突然奪います。

 過労死が社会問題となり国際語「karoshi」となって20年以上が経ちました。
 しかし、過労死は後を絶たず、近年は過労による精神疾患、特に若者の過労自殺が激増するなど、いっそう深刻化しています。

 その原因は、日本に蔓延しているあまりにも長い長時間労働、サービス残業、重すぎるノルマ、ひどいパワハラ、若者を使いつぶすブラック企業などにあります。

 しかし、労働者はいくら労働条件が厳しくても、1人で会社にその改善を申し出るのは容易でありません。
 また、個別の企業が労働条件を改善したいと思っても、厳しい企業間競争とグローバル経済の中では、自社だけを改善するのは難しい面があります。

 過労死防止基本法を定め、国として過労死等をなくすために必要な法令を一層整備するとともに、国、自治体、企業、労使が一体となって、労働の現場から過労死等を根絶する実効性のある施策を強力に推進することが、今ほど求められているときはありません。

 私たちは、過労死をなくす第一歩としての過労死防止基本法の制定を求めて、100万人署名を始めました。
 2010年秋から始めた国会請願のための署名は、44万人に達しています(2013年7月19日現在)。

 過労死防止基本法の制定を求めるこの活動は、国が過労死についての総合的な対策を行っていくことを、目的としています。
 署名のほかにも、院内集会や国会議員への働きかけを行っています。
( 活動紹介パンフレット:http://www.stopkaroshi.net/leaflet/130524panflet.pdfLink )

 今回、より多くの人に過労死の問題を知ってもらうため、より多くの人に過労死防止基本法へのご賛同をお願いするために、ネット署名を始めることにしました。
 国会請願のための紙の署名とは別に、こちらも100万人をめざして署名を集めます。
 すでに紙の署名にご協力いただいている方も、ネット署名していただくことが可能です。
 ぜひ双方ともご協力ください!

ネット署名: http://chn.ge/144ldhPLink
国会請願の署名:http://www.stopkaroshi.net/onegai/syomei.htmlLink

 命より、家族より大切な仕事など、ありません。
 過労死・過労自殺で亡くなる人をこれ以上出さないために、過労死防止基本法の制定を求める運動を進めましょう。

――――――――――――――――――――――――――――

◆私たちが求める過労死防止基本法◆

 1. 過労死はあってはならないことを、国が宣言すること

 2. 過労死をなくすための、国・自治体・事業主の責務を明確にすること

 3. 国は、過労死に関する調査・研究を行うとともに、総合的な対策を行うこと

――――――――――――――――――――――――――――

"ストップ!過労死"=過労死防止基本法制定実行委員会
ホームページ:http://www.stopkaroshi.net/index.htmlLink
ブログ:http://blog.goo.ne.jp/stopkaroshiLink

 上記のホームページやブログにぜひアクセスしてみてください。

— posted by 神原 at 07:22 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

8月3日に「これでいいのか超高層乱立のまちづくり」集会

 まちづくり・環境運動川崎市民連絡会(川崎まち連)の小磯盟四郎さんは、景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネット)の副代表でいらっしゃいます。
 小磯さんから、以下のようなご案内が届きました。

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 6月1日の景住ネットの全国集会は、「なぜ空き家800万戸時代に超高層乱立なのか」をテーマに掲げました。
 2日は、超高層マンション地帯の象徴とも言うべき川崎市の武蔵小杉駅周辺再開発地でまち歩きをしました。
 参加者の皆さんは、150m~200mの超高層マンションが林立する、異次元の都市の様相に触れ、これでいいのかという強い違和感を覚えたはずです。

 小杉の再開発に初めてノーを突きつけた住民運動が始まって1年半余。
 高さ180mのマンション2棟の建設を可能とする、超規制緩和型地区計画が都市計画決定されてしまいましたが、まだまだ超高層建設の計画が控えており、がんばらなければなりません。

 そこで、地元住民組織2団体が主催して、8月3日(土)18時半から住民集会を開くことにしました。
 文字通り「これでいいのか超高層乱立のまちづくり」を問う集会です。

 景住ネットの日置代表をメインゲストとしてお迎えして講演をお願いします。
 駅前再開発の住民運動でもっとも強力な闘いを継続している、二子玉川の環境を守る会の代表他がパネルディスカッションをします。

 時あたかも参院選での自民党の「大勝利」です。
 アベノミクスの成長戦略の目玉である「極限の規制緩和」で、都市再開発への集中投資の加速がたくらまれています。

 まさしく「これでいいのか」を議論し、闘いの方向を見出す集会にしたいと思います。
 首都圏からもぜひお越しください。

 お願い:市外からご参加の方には、場外で受付を済ませ、会場に入ったところでカンパ形式で参加費(500円程度)をご負担いただきます。
 悪しからずご了承ください。

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 ご案内のチラシを添付します。


— posted by 神原 at 11:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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神原卓志(かんばらたくし)です。
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