雑誌「週刊ポスト」(小学館)掲載の標題の記事の詳細は http://snn.getnews.jp/archives/11355
にて。
関根優司さん(小金井市議会議員)のツイートで教えていただきました。
仁比そうへい奮戦記(7月7日)が届きました
— posted by 神原 at 12:12 pm Comment [0] TrackBack [0]
「7月2日流山市街づくり条例調整会傍聴記」
2013/7/7
景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネット)事務局次長の上村千寿子さんから、以下のようなご案内がありましたので、ご紹介します。
=============
流山市では、昨年(2012年)3月に全国でも先進的な街づくり条例(※)が施行されました。
この条例は、街づくりへの市民参加を促すさまざまなしくみによって、市民による創造的な街づくりをめざす新しいタイプの条例です。
また、地域に影響の大きい大規模開発を、地域住民と事業者、委員会が議論することを通じて、流山に調和したよりよいものにするという調停制度も整備されました。
全体として、規制するよりも質の高い街を市民の力で創造して行こうというしくみになっているといえます。
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/business/68/327/9550/002435.html
6月29にご案内した通り、7月2日(火)午後、この街づくり条例にもとづく初めての調停のための「街づくり委員会」が開催されましたので傍聴しました。
今回の問題は、南流山の木地区にある区画整理地で最近県等がコンペと入札を実施し売却した約4万平方メートルの土地。
http://www.pref.chiba.lg.jp/tosei/baikyaku-bunjou/kenyuuchi/tsukuba-horyuu/70-67kyoudoubunjou.html
低層住宅と小・中学校が隣接した、南流山駅からも7分程度の便利な場所。
15階建て高さ47mのマンション3棟と自走式立体駐車場、戸建て住宅が建設される計画で、マンション3棟は敷地の一番北、既存住宅に近い場所に配置される計画です。
当然、従来からの住民からは不安や不満が出され、街づくり条例に定められた「意見書」が提出され、この日の委員会につながりました。
街づくり員会では、まず住民側が高さ・風害・眺望や道路の問題について意見を述べ、次に事業者側(長谷工コーポレーション)が意見が述べました。長谷工コーポレーションは、計画されたマンションなどは法令や条例に即したもので、なんら問題の無い建築だと説明しました。
委員会からは、①住民側の意見にもっと具体性が欲しいこと、②事業者側には「環境配慮指針の別の項目にもっと配慮できないか?」「計画は変更可能かどうか?」という質問も出ました。
現在では、南流山駅周辺には高層ビルやマンションが多く見られます。
しかし、最近まで畑や田んぼが普通だったこの地域で、15階建ての建物が造られることを予測した人はあまり多くなかったことでしょう。また、近隣から突出した高さである事はまちがいないことであり、この地区の向こう側は第一種低層住居地域です。
環境配慮指針は、大規模開発の計画の質を、流山市のめざす街づくりの政策マッチングさせるためにまとめられたもので、都市マスタープラン・景観計画・みどりの基本計画など、さまざまな流山市の街づくり計画を基にしたダイジェスト版といえます。
事業者は当然これを遵守しなければならないし、当然今回のコンペの条件となっていたはずで、長谷工コーポレーションの計画書には、環境配慮指針の28項目のうち6項目を計画に取り入れています。
しかし、それによって流山らしい調和のある建物になっているかと問うと、重要な項目が置き去りにされているように感じます。
なぜなら、この計画が地域に突出した印象が強すぎるからだと思います。
次回の街づくり員会では、ぜひその部分についての議論が深められることを望んでいます。
そうでなければ、この条例がめざしたものに対して、効果がほとんどないと言ってもいいほどに思われるからです。
また、委員会の最後に次回の開催日程の調整が行われ、住民側が土・日又は平日夜の開催を希望する声を上げましたが、委員のお一人から平日開催を前提と考えているし、ご自身が高齢なので時間が遅くなるのは困るという声があり、平日開催が決定されました。
しかし、街づくりに市民参加を促す条例の委員会であることや、街づくりや建築は50年・100年の計であることを考えれば、何度かに一度は土・日か平日夜に開催し、ひとりでも多くの市民にこの議論を聞いてもらうことが必要だと感じました。
狛江市の同じタイプの委員会では、平日夜と土・日開催を原則として約1年間かけて議論したことが記録されており、会場も狛江駅前です。
http://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/36,43797,c,html/43797/20120113-111600.pdf
住民が参加しやすい日程で街づくり委員会を開催することには、流山市・住民・事業者それぞれの街づくりへの姿勢が問われていると感じてました。
次回の委員会は、7月24日(水)14時~ですが、場所は未定です。
実は、私はこの条例策定には公募委員として関わってきましたので、この条例は自分の責任として不安も期待もあり注視しています。
条例策定委員会は、平日にも休日にも開かれ、策定委員が自主的に市民向けの説明会も開きました。
今回の街づくり委員会の議論は、内容からも日程などの運用面からも、これからの流山市に大きく影響する可能性があります。
ひとりでも多くの市民の方に、傍聴していただきたいと思います。
※ 流山市の条例については、「季刊まちづくり」No.38(学芸出版)でも紹介されています
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流山市では、昨年(2012年)3月に全国でも先進的な街づくり条例(※)が施行されました。
この条例は、街づくりへの市民参加を促すさまざまなしくみによって、市民による創造的な街づくりをめざす新しいタイプの条例です。
また、地域に影響の大きい大規模開発を、地域住民と事業者、委員会が議論することを通じて、流山に調和したよりよいものにするという調停制度も整備されました。
全体として、規制するよりも質の高い街を市民の力で創造して行こうというしくみになっているといえます。
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/business/68/327/9550/002435.html
6月29にご案内した通り、7月2日(火)午後、この街づくり条例にもとづく初めての調停のための「街づくり委員会」が開催されましたので傍聴しました。
今回の問題は、南流山の木地区にある区画整理地で最近県等がコンペと入札を実施し売却した約4万平方メートルの土地。
http://www.pref.chiba.lg.jp/tosei/baikyaku-bunjou/kenyuuchi/tsukuba-horyuu/70-67kyoudoubunjou.html
低層住宅と小・中学校が隣接した、南流山駅からも7分程度の便利な場所。
15階建て高さ47mのマンション3棟と自走式立体駐車場、戸建て住宅が建設される計画で、マンション3棟は敷地の一番北、既存住宅に近い場所に配置される計画です。
当然、従来からの住民からは不安や不満が出され、街づくり条例に定められた「意見書」が提出され、この日の委員会につながりました。
街づくり員会では、まず住民側が高さ・風害・眺望や道路の問題について意見を述べ、次に事業者側(長谷工コーポレーション)が意見が述べました。長谷工コーポレーションは、計画されたマンションなどは法令や条例に即したもので、なんら問題の無い建築だと説明しました。
委員会からは、①住民側の意見にもっと具体性が欲しいこと、②事業者側には「環境配慮指針の別の項目にもっと配慮できないか?」「計画は変更可能かどうか?」という質問も出ました。
現在では、南流山駅周辺には高層ビルやマンションが多く見られます。
しかし、最近まで畑や田んぼが普通だったこの地域で、15階建ての建物が造られることを予測した人はあまり多くなかったことでしょう。また、近隣から突出した高さである事はまちがいないことであり、この地区の向こう側は第一種低層住居地域です。
環境配慮指針は、大規模開発の計画の質を、流山市のめざす街づくりの政策マッチングさせるためにまとめられたもので、都市マスタープラン・景観計画・みどりの基本計画など、さまざまな流山市の街づくり計画を基にしたダイジェスト版といえます。
事業者は当然これを遵守しなければならないし、当然今回のコンペの条件となっていたはずで、長谷工コーポレーションの計画書には、環境配慮指針の28項目のうち6項目を計画に取り入れています。
しかし、それによって流山らしい調和のある建物になっているかと問うと、重要な項目が置き去りにされているように感じます。
なぜなら、この計画が地域に突出した印象が強すぎるからだと思います。
次回の街づくり員会では、ぜひその部分についての議論が深められることを望んでいます。
そうでなければ、この条例がめざしたものに対して、効果がほとんどないと言ってもいいほどに思われるからです。
また、委員会の最後に次回の開催日程の調整が行われ、住民側が土・日又は平日夜の開催を希望する声を上げましたが、委員のお一人から平日開催を前提と考えているし、ご自身が高齢なので時間が遅くなるのは困るという声があり、平日開催が決定されました。
しかし、街づくりに市民参加を促す条例の委員会であることや、街づくりや建築は50年・100年の計であることを考えれば、何度かに一度は土・日か平日夜に開催し、ひとりでも多くの市民にこの議論を聞いてもらうことが必要だと感じました。
狛江市の同じタイプの委員会では、平日夜と土・日開催を原則として約1年間かけて議論したことが記録されており、会場も狛江駅前です。
http://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/36,43797,c,html/43797/20120113-111600.pdf
住民が参加しやすい日程で街づくり委員会を開催することには、流山市・住民・事業者それぞれの街づくりへの姿勢が問われていると感じてました。
次回の委員会は、7月24日(水)14時~ですが、場所は未定です。
実は、私はこの条例策定には公募委員として関わってきましたので、この条例は自分の責任として不安も期待もあり注視しています。
条例策定委員会は、平日にも休日にも開かれ、策定委員が自主的に市民向けの説明会も開きました。
今回の街づくり委員会の議論は、内容からも日程などの運用面からも、これからの流山市に大きく影響する可能性があります。
ひとりでも多くの市民の方に、傍聴していただきたいと思います。
※ 流山市の条例については、「季刊まちづくり」No.38(学芸出版)でも紹介されています
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中国ブロック本番ニュース第4号
— posted by 神原 at 11:29 pm Comment [0] TrackBack [0]
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