住民の権利の保障こそ!!

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右の緑のネットが計画中のマンション敷地の境界。その左側に15階45m、長さ130m以上のマンションを建てるというもの。ご覧の通り、手狭な通りを隔てた隣は2階建ての住宅街です

 景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネット)事務局次長の上村千寿子さんから、以下のようなご案内がありましたので、ご紹介します。

「流山市街づくり条例(※が施行されてから1年あまり。
 7月2日午後2時から、初のマンション紛争の公聴会〈調停〉が開かれることになりました。

 計画は、長谷工コーポレーションによる15階建て360戸ほどの計画ですが、北側にある戸建て住宅は大変な被害を受けます。

 通常はマンション反対運動を起こすところですが、せっかく流山市街づくり条例ができたのですから、条例に則って流山市らしい環境や景観を守りたいと思います。

 チラシの通り、
7月2日午後2時~  街づくり委員会による(初の)調停=公聴会
7月3日午後6時半~流山市の条例のアドバイザーでもある、都市プランナーの野口和雄さんによる勉強会
が予定されています。

 街づくり委員会のメンバーには、条例制定の委員会で委員長を務められた、元千葉大の北原先生や野口さんが入っています。

 この条例の特徴は
1、さまざまな手法で市民が街づくりに参加しやすい仕組み作りをしている。
2、一定規模以上の建物について、設計の前の段階で住民が意見を言い、街づくり委員会ととのもに地域にとってより良い計画にしていこうという制度。委員会は「環境配慮指針」を使って、計画を評価します。
この基準は数値的なものではなく、平易な言葉による基準なので、都市計画法や建築基準法を知らなくても使う事が出来ます。

 市民参加のあり方について、制度をどう運用するのか、また制度の限界について知る事ができるはず。
 これからの調停の流れを作るためにも、お忙しいとは思いますが、ぜひ傍聴をお願いします。

 (今回は残念ながら、スケジュール調整のために平日午後になってしまいました。
 次回の公聴会からは、もう少し日程に配慮していただこうと思います。)

 (※) 流山市街づくり条例については以下をご覧ください。
 http://www.city.nagareyama.chiba.jp/business/68/327/9550/002435.htmlLink

 北側の住民の日照や景観などの私権は、なぜ尊重されないのでしょう?
 なぜ、これほどまでにマンション業者の私権ばかりが尊重されなければならないのでしょう?


添付ファイル: 流山公聴会などチラシpdf 

— posted by 神原 at 03:45 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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