参院選中に、「同志社大学今出川キャンパスへのバイク通学禁止」の撤回を求めるネット署名
http://chn.ge/1arsVRS について、以下のようなご案内がありました。
私は1975年に高知大学に進みましたが、その秋文学科の先輩たちが、大学図書館のコピー料金の引き下げを要求する署名運動を始めたことに、非常な感銘を受けたものです。当時はたしかB4判1枚のコピーが50円だったのですが、署名運動を通じて大幅に引き下げられたと記憶しています。
同志社大学のネット署名運動も、学生の皆さんの純粋な希望から始められたものだと思います。
成功するといいなあ。
ご紹介が遅れましたことを、お許しください。
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2013年1月、同志社大学は「来年度(2013年度)からの文系学部の今出川キャンパス移転」に伴い「今出川キャンパスで学ぶ学生の数が7000人増加し2万人超となる」ことを理由とし、駐輪スペース確保の観点から、1年の周知期間経過後の2014年4月から今出川キャンパスへのバイク通学を禁止すると発表しました。(
https://www.doshisha.ac.jp/news/2013/0326/news-detail-706.html )
大多数の学生が知らない間に行われた、秘密裏の説明会の場でも反対意見が噴出しましたが、結局それらに答えることなく「バイク通学禁止は既定事項だ」として一切交渉の姿勢は見せませんでした。
学生数が増加したことは事実ですが、「学生が増えて場所がない」と言いながら
・「地域住民のため」という大義名分のもとで、京都府警にキャンパス敷地を貸与
・大河ドラマ「八重の桜」放送に伴い、大学内を観光スポットとして整備し、レンガ敷きの「パーパスロード」敷設
・八重の桜にちなんだ「容保桜」の植樹(
http://www.unn-news.com/doshisha/article/201303314436 )
などを行っており、そのために既存の学生用自転車駐輪場が廃止されています。
つまり、「地域住民」や観光スポット化のために敷地が使われ、そのために学生のバイクや自転車の駐輪場が縮小され、バイク通学禁止という決定がなされたのです。
「地域住民」のための土地や、観光スポットにする場所や桜を植える場所(桜の周りには広大な芝生を併設)はあるのに、学生がバイクを置く場所はないというのはあまりにもふざけています。
そもそも、学生が増えるのは大学側が決定したキャンパス移転計画によるもので、その責任は大学にあります。
しかし、それによって生じたデメリットを学生に押し付けることが許されてよいのでしょうか?
バイクは単なる趣味の乗り物ではありません。
バイクは数ある乗り物の中でも圧倒的に高い経済性を誇っており、多くの学生の足として活躍しています。
低燃費で低ランニングコストなバイクは、学生にとってなくてはならない存在です。
サークル・部活動のためにキャンパス間を移動する学生(キャンパス間のバスが運行されていますが、毎便長蛇の列でとても全学生が利用できる代物ではありません)や、交通過疎地に住む学生にとってバイク通学禁止は死活問題です。
私にも「私は滋賀の山奥に住んでいて、バイクがなければ通学不能になります」という声が届いています。
バイク通学の禁止によって、通学ができず勉学の機会を奪われる学生が確実に存在するのです。
今の大学の態度は、学生の勉学よりも桜や大河ドラマや「地域住民」が大事と言っているに等しいものであり、この様な現実を許してはならないと考えます。
学生の生活を犠牲にしたキャンパス移転など、だれも望んでいません。
そもそも「バイクをとめる場所」が無いわけではないのです。1986年に京田辺キャンパスができる前は、今出川校地で全学生が学んでいました。当然現在の今出川キャンパスよりも学生数は多かったのですが、自転車通学やバイク通学は禁止ではありませんでした。
桜を植えたり観光スポットにする土地を、学生のために使ってほしい。学生の勉学の機会を守るためにも、学生の生活の足を奪わないでほしい。校祖新島襄先生は「諸君よ、人一人は大切なり」と仰いました。
キャンパスという形あるものよりも、学生生活を、学生の勉学の機会を守ってほしいと思います。
そのためにバイク通学禁止の撤回を求めます。
http://chn.ge/1arsVRS
参考
バイク通学についての説明会
京田辺:
http://www.youtube.com/watch?v=OX-7RnphTbg (2013 1/25)
今出川:
http://www.youtube.com/watch?v=VsR96EtYPIU (2013 1/28)
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